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いぬ×ねこパステル日記

~パステルと色えんぴつで動物を描く~

2016/03/07(Mon)

地域猫活動を考える




前回の記事の最後で、ある方(=Kさん)から地域猫についての体験談を聞き、

すこし考えさせられたと書きました。

今日はそのことについて、書こうと思います。



20150825222149b06.jpg





地域猫とは、TNR(捕まえて、避妊・去勢手術して、元の場所に返す)した猫のことです。

TNRした仔は、その印として、上のチラシの猫さんのように、耳に「V字カット」をします。

「V字カット」した耳がサクラの花びらのような形をしているので、「さくら耳」「さくら猫」とも呼ばれます。



「野良ねこが可哀そう」 とエサをあげる人。

「野良ねこがフンしたりゴミをあさったり迷惑」と、困っている人。

両者のどちらの悩みも解決するのが、「地域猫」です。



可哀そうと思っている人は、堂々とエサをあげることができ、猫たちの寝床やトイレを設置できます。

迷惑している人は、(手術することによって、オスたちの縄張り争いの喧嘩や、発情期のさかりがなくなるので)おしっこのスプレー行動もなくなり、エサやトイレも確保できたことにより、フンされたり、ゴミをあさられることもなくなります。


「人も猫も気持ちよく共生できる」 それが、地域猫です。



全国で格安の手術費でTNR活動をしている「犬猫みなしご救援隊」。

私がリアルな現場を知ったのは、みなしご救援隊代表のブログでした。

そのときの代表のブログです⇒ 「神戸TNR一斉」 2015年02月10日


その中の、中谷さんのことば


私たちは

獣医師と
動物愛護家の

夢の協働チーム

その子のためなら
何でもやります。

一度の捕獲
一度の麻酔

これを
最大限に利用して

可能な限りの
医療を施します。

これは
私と桂代ちゃんの

共通の認識

動物愛護家としての
当然の

プライドです。




この言葉に胸を打たれたのを覚えています。

私の知っている、地域猫をされている皆さまも、猫たちへの医療やケアは、最大限されていますので、

いつしかそれが、私の中であたりまえのことになっていました。


でも、Kさんのお話を聞いて、それが現実には、まだまだあたりまえではないことを痛感しました。



Kさんの話

Kさんの家のまわりには、捨てられた猫がながれてきます。

Kさんは、その仔たちが可愛くて、お世話をしていました。

そこに、「地域猫」をしないかと話を持ちかけられました。

Kさんは、可愛いこの仔たちのためになるならと、協力して捕獲し、猫たちは手術をしました。

Kさんは私と話するまで、手術した仔にV字カットすることを知りませんでした。
なので、手術から帰ってきた仔たちの耳が切られていることに、たいそう驚かれたそうです。

しかも、チラシのような、ちょっと先っぽをカットしているのではなく、耳の半分をバッサリ切られていて、ずっと虐待だと思っていたそうです。

なかには、お腹を見るのがかわいそうなぐらい、傷跡がひどい仔もいて、ショックを受けました。

そして、あたたかい寝床も作っていたのに、しばらくすると、手術した仔がすべていなくなったそうです。

Kさんは、ほんとうに手術してよかったのか後悔していました。



とても悲しい現実ですが、
獣医さんによっては、耳をばっさり切ってしまう人がいます。


犬猫みなしご救援隊 3月7日のブログより

上の写真は今日の「犬猫みなしご救援隊」のブログに掲載されていたものをお借りしましたが、
この写真について、代表は、「この子の耳先カットはヘタクソ過ぎるので、これはソッコー
センターの職員獣医にクレームを入れました」と書かれています;



野良猫だからこそ、傷口は最小限にしなければいけないのに、
家猫と同じように、大きな傷をつける人もいます。
野良猫だからと、いい加減な手術をする人もいます。
「獣医さんなら、どこでもいっしょ」は間違いで、「獣医さんによって、大きく違います」
なので、手術をするときは、獣医さんをよく選ばなければなりません。
病気や傷を負っているのに、手術だけして、治療はしない人もいれば、
手術のついでに最大限のケアをしてくれる人もいます(費用とかは病院によりますが)
とくに病気がなくても、せっかくなのでフロントラインやレボリューション(ノミダニ駆除)したりとか。
手術の得意な方で野良猫のことを想ってくれている獣医さんは、いい加減な手術はしません。


手術した仔がいなくなるのは、これまでに何人かの人から聞いたことがあります。
猫を飼いたいと思っている人が、自分で手術する手間や費用を省けるから、そういう仔を連れて帰るそうです。


Kさんに「地域猫」をすすめるとき、もっと十分な説明と、獣医選びがあれば、Kさんが傷つくことはありませんし、猫たちもきちんとした手術が受けれたかもしれません。

Kさんは、また捨て猫が流れてきても、今度するかしないかは分からないと、ずいぶんトラウマになっていました。


せっかく良いことをしているのに、これでは、、良くないような気がします。

「地域猫」した人が、してよかった。またしたい。まわりにも伝えていこう。

そう思ってもらえるよう、未来へ繋がっていくように、

もっともっと、地域猫の認知度や正しい知識を広げていかないとと思いました。




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コメント

地域猫活動をしているといろんなことがあります。
手術した猫がいなくなることも虐待されることもあります。
Kさんと同じ経験をしてる人は多いと思います。
でも、そこでTNRをやめてしまうと
もっと酷い状況になりますので
今後は信用できる獣医さんを探してください。
可哀想なことをしてしまったと自分をせめてしまうかもしれませんが、もっと可哀想な猫さんが増えないようにどうか未来のことを考えて立ち直っていただきたいです。
私も同じ経験をしています。
お気持ちはいたいほどよくわかります。
2016/03/10(木) 08:23:28 |URL|猫好き #- [編集]
Re: タイトルなし
猫好き様

こんにちは!
コメント、ありがとうございます。

猫好き様も、地域猫活動をされていて、つらい経験をたくさんされているのですね。

私もKさんには、つらさを乗り越えて、かわいそうな猫さんが増えないように立ち直っていただきたいです。

いまはまだ心の傷が癒えていないと思いますので、

ゆっくりゆっくり、地域猫の正しい情報や、きちんとした獣医さんを紹介できればいいなと思っています。

猫好きさんも、大変だと思います。

つらいと思いますが、どうか正しい地域猫が広がるよう、活動を続けられ、アドバイスいただければ嬉しいです。

2016/03/10(木) 18:36:34 |URL|川口えつこ #- [編集]

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Author:川口えつこ
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パステルと色えんぴつで動物(おもにイヌネコ)の絵を描いています。
日々の出来事といっしょに、創作活動の紹介もできればと思っています。

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